ポルシェのSUVラインナップにおけるエントリーモデルといえる「マカン」の新型モデルが、2018年10月2日~14日に開催されるパリモーターショーに出展します。7月に上海でワールドプレミアを飾ったマカンの欧州デビューというわけです。
エンジンは、2.0リッター4気筒ターボ、最新のエミッションレベルを満たすよう微粒子燃料フィルターを採用しているのも注目点。最高出力は180kW(245ps)、最大トルクは370Nmと発表されています。トランスミッションは7速PDK(DCT)、SUVながら0-100km/h加速は6.7秒、最高速度は225km/hとポルシェのラインナップらしいパフォーマンスを実現しています。
ちなみに、NEDC(新欧州サイクル)での燃費は性能は8.1 L/100km(12.3km/L相当)と発表されています。
新型シャシーには、SUVとしては異例の、しかしスポーツカーとしては典型的な前後でサイズの異なるハイグリップタイヤを履かせているのが特徴。サイズは標準で18インチ、オプションで21インチも用意されるということです。
新型マカンの特徴は、走りの面だけではありません。
LTE通信モジュールを備え、常時接続を実現した「ポルシェコミュニケーションマネージメント(PCM)システム」に利用するセンターディスプレイが、10.9インチのタッチスクリーンにアップグレードされていることは、その象徴といえます。
インテリアを彩る新たなオプションパーツとしては、ポルシェ911と同じGTスポーツステアリング、微粒子空気フィルターを備えたイオン空気清浄機といったアイテムが用意されているのも注目でしょう。
60km/h以下の渋滞時におけるドライバー負担を軽減する「トラフィックジャムアシスト」も新しくなりました。前走車に合わせて加速と減速を半自動で行なうことが可能となっています。
日本での発売時期や価格は未発表ですが、初代同様のヒットモデルになることは約束されている、といえそうです。
(山本晋也)
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Source: clicccar.comクリッカー