ルノーで思い出すのは「シュペール・サンク」だ。英語読みだと“スーパー・ファイブ”である。フランス車らしいたっぷりしたシートとソフトなサスペンションはルノー独特の味を出しており、それまで乗っていたフィアット「パンダ」との乗り心地の違いにびっくりした。楽しかったパンダだが、乗り心地はポンポン跳ねて、若かったとはいえ長距離ではいささか閉口した。それに比べるとシュペール・サンクは2ランク以上の差があり、まるで雲の絨毯だった。左ハンドル&5速MTのシュペール・サンクは同業者の鈴木直也君に引き取られていき、長い間かわいがられていた。
Source: Car Watch