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2019年春発売?トヨタ入魂の本格スポーツカー「5代目スープラ」開発を追う!

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トヨタ自動車のスポーツモデル「スープラ」は、初代モデルが1978年に米国で市販(日本ではセリカXX)され、2002年まで4代目が市販されましたが、以降は後継モデルが途絶えた状況となっています。

同社は2013年1月、BMWとの共同記者会見で「ワクワク・ドキドキする走りや最先端を感じさせるデザイン、最高レベルの環境性能などを満足させた21世紀のミッドサイズ・スポーツカーを開発する」と発表。その1年後、米デトロイトモーターショーに突如スポーツモデル「FT-1」を出展。同車が次期「スープラ」では?との憶測を呼びました。

同社のスポーツカー・デザインの方向性を示すコンセプトモデルで、公開当時、世界中のスポーツカーファンから大きな注目を集めたのは言うまでもありません。ちなみに「FT-1」は、設立40周年を迎えたトヨタ自動車の米国デザイン拠点が1967年に発売された「トヨタ 2000GT」にまで遡る同社のスポーツカー史をヒモ解きながら情熱を注ぎ込んだコンセプトモデル。

フロントウインドシールドやドアガラスのカーブ形状に「トヨタ 2000GT」のモチーフが取り込まれており、抑揚の強いフェンダー形状と相まって運動性能の高さを予感させるデザインとなっています。またコックピットは、ドライバーが運転に集中して操る楽しさを体感できるよう、重要情報をステアリングホイールの真上に表示、ドライバーの視線の動きを最小化する配慮も。

トヨタでは、4代目「スープラ」の販売が2002年に終了後も根強いファンが多いことから、2010年に「Supra」の商標を復活登録して有効期限を延長。スポーツカーファンの間で「スープラ」の車名を引き継ぐクルマの登場が期待されるようになりました。

そうしたなか、同社でスポーツカーの開発を担当する多田チーフエンジニアが英国で開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」に参加、開発中の試作車両を自らドライブ。

快音を奏でながらサーキットでのテスト走行を披露するなど、5代目「スープラ」とみられる開発モデルの存在を大いにアピールしました。多田CEによると、通常の開発サイクルが3年のところ、同車の開発には2倍の6年の歳月をかけているそうで、グッドウッドで走行を披露できた際は感慨ひとしおだったようです。

デザインこそトヨタ・オリジナルですが、スポーツカーとして肝となるパワーユニットをはじめ、プラットフォームなどはBMW製を流用。

これによりBMWの「走り」の部分がそっくりスープラに移植され、これまでのトヨタ車には無い、かなり刺激的なモデルになりそうです。ボディサイズは全長4,380mm×全幅1,860mm×全高1,290mm、ホイールベースは2,485mmで車重は1,496kgとの予想。

パワートレインは、最高出力262psを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボエンジン、トップモデルには最高出力340psを発揮する3.0リットル直列6気筒オーバーブースト付きターボエンジンの搭載が予想されており、ZF製8速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)が組み合わされる模様。

車両価格は2.0リットルモデルが500〜600万円、3.0リットルモデルが700〜800万円と高額になるため、「トヨタ」ブランド「ではなく、GR(GAZOO Racing)ブランドでの販売となるようです。

同車の市販時期は2019年春になるようで、今後も引き続き「5代目スープラ」に関する情報を追っていきたいと思います。

Avanti Yasunori・画像:TOYOTA)

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Source: clicccar.comクリッカー

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