スバルが発行する超お堅い雑誌を定期的にいただいている。
総ページ数が約300にも及ぶからズッシリと重い。
表紙には「スバル技報」とある。
もう46年も発行を続けているのである。
サブタイトルは「スバル・テクニカル・レビュー」。和訳すれば「富士重工技術評論」である。
車内の空調に関する記述。
足元の温度を均一にするための大型フットダクトが何本ありそれがどんな角度で取り付けられているかなんてことも詳細に説明している。トランクにゴルフバックを積み込むには、どんな角度で重ねればぴったりと納まるかだなんて細かいことまで記しているのである。
リアドアガラスの板厚を4.0mm、リアクォーターガラスを4.0mm、リアゲートガラスを3.5mmとすることで、後席の遮音性を向上させたとある。それには、風切り音低減効果を表すグラフが添えられている。縦軸には音圧を表し、横軸には周波数(1/3オクターブHz)である。それによると4Hzから100Hzで大きな違いがある、というようなことが紹介されているのだ。
いやはや「だからなんだよ」なのだが、おそらく開発する技術者にとっては
手を叩きたくなるようなデータに違いない。
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Source: 新車速報 Car Drive