スポンサーリンク

車種問わず誰でも参加OK!今ドキDRAG計測会「トラゼロ」を観戦してきた【Play Back the OPTION Spin off】

スポンサーリンク

信号待ちで隣に並んだドライバーと目が合った…オレのほうが速いもんね! これが、DRAGレースの元、シグナルGP誕生のきっかけです(私調べ)。アナタにも一度や二度、そんな経験があるハズです(あと、高速料金所GPっていうのもありますね!)。

府中、木場、鍋田、南部…80年代のOPTIONで盛り上がっていたストリートゼロヨンは、いまやほとんどが消滅。しかし、良い子!?のDRAG派には、サーキットやミニ飛行場を使用して正式に走れるDRAGレースという環境が用意されています。とはいえ、以前までのDRAGレースといえば、参加者はチューニングショップの作ったDRAG専用マシン(ナンバー有無含む)がほとんどで、誰でもが気軽に参加…の域ではありませんでした。

しかし、今、参加者&車の制限無し、エコカーから1BOX、GT-Rやパイプフレームのファニーカーまでもが一緒になって走れるDRAG計測会があるのです。

栃木県・もてぎサーキットのスーパースピードウェイ(オーバルコース)のストレート部分を使用し、もてぎサーキット主催の「もてぎ・ストリート・シュートアウト」と、チューニングパーツメーカー・トラスト主催の「トラゼロ」により、0-1000フィート(304.8m)計測会として行われているのがソレ。DRAGレースは1/4マイル(約402m)なので、ストレートの短いもてぎでは正式なDRAGレースはできず0-1000フィートなのですが…。

今回は、そんな気軽に走れるトラゼロを観戦してきました。

初心者マーク付き女子ドライバーのヴィッツも走る!

まぁ〜可愛い! 初心者マークの付いたエコカー代表ヴィッツのドライバーは「通学用のクルマで今日、初めてのDRAGで〜す!」という鈴木紫陽花(しよか)ちゃん(19歳)。

「すんごく楽しい! 今日は5本も走っちゃいましたヨ!」と紫陽花ちゃん。ベストタイムは15.827秒。紫陽花ちゃんのお父さんは、この日、トップタイムとなる6.771秒(コースレコード)を記録したファニーカー「blackline-DRAG LEXAS SC300」のドライバー、埼玉県川越市・レーシングガレージBLACK LINE代表の鈴木俊文さん。

そう、親子DRAGバトルです! 「娘からはフェアレディZ32でDRAGマシン作って!と言われていますが、まぁそのうちね。まずはヴィッツでDRAGの楽しさを味わってなさ〜い!」(父)

BCNR33・GT-Rとピックアップトラックが並んで走る姿もありです。

ハイエース12.391秒VS.ハイエース12.540秒の同門バトルや、8.798秒とバカっ速のステージア(しかも2名乗車改という変態的!)。

もちろん旧車も多く、このDR30スカイラインは8.972秒と新型マシン以上の速さです。

「以前はドリフトをやっていましたが、採点方法に???って思い、DRAGに転向しました。10秒チョイの一発勝負! 勝敗がハッキリしているっていうのがDRAGの楽しいトコロです!」と、この日は観戦(ブロー中(涙))していたシルビアDRAG女子、福田久美子ちゃん(AJITO)が言うように、DRAGの魅力は一発勝負のソレなんです。

本格的にDRAGに挑戦しているエントラントにとって、勝負に勝つにはやはり、セッティングやドライバーの練習も必要。西日本にはセントラルサーキットやオートポリスなど、北海道には十勝スピードウェイや飛行場(航空公園など。が、現在は使用不可の場所が多い)で1/4マイルをキッチリ走れる場所があります。が、東日本には年1ほどのイベントでしか使えない富士スピードウェイくらい…。コレ、大問題なのです。

日本で唯一、世界公認だった仙台ハイランドDRAGレースウェイは、2011.3.11東日本大震災により甚大なる被害を受け、しかし、全国のDRAG関係者の寄付やボランティアにより2013年に復活を遂げたものの、まさか!の仙台ハイランド自体の業務撤退によりコースが消滅。東日本地域にイベント外のスポーツ走行枠でDRAGを走れる場所が無くなってしまったのです(この悲痛な顛末はJDDA(日本ドラッグレースドライバー協会)仙台ハイランド復興報告ページをご覧ください)。

今回のトラゼロでも、セッティングや練習ができず無テストで臨み、タイムアップどころかトラブルからリタイアとなってしまったエントラントも…。これでは、日本のDRAG界は衰退してしまいます。

そこで!です。

「日本のDRAGレース発展のために、アメリカンモータースポーツを推奨するもてぎサーキットさん! あと100m延ばしてDRAG専用コース、作っていただけませんか!?」

切なる思いが、もてぎサーキットへ届きますように。広大な平地をお持ちの大地主様も大募集中です!!!

【Play Back The OPTION  Spin off】by 永光やすの

【関連リンク】(取材協力)

株式会社トラスト
http://www.trust-power.com/

AMKREAD関東甲信越支部
http://amkread-kanto.net/

ガレージザウルス
http://www.g-saurus.jp/

レーシングガレージBLACK LINE
http://www.blackline-racing.com/








スポンサーリンク

Source: clicccar.comクリッカー

スポンサーリンク
スポンサーリンク