7月27日〜29日にかけて新潟県苗場で開催された音楽フェス・フジロックフェスティバルに行ってきました。もちろんバイクで。
フジロック参戦は今回で4回目。バイクで行くのは3回目。新幹線で行ったこともあるけれど、フジロックはやっぱりバイクで行くに限るのです!
何がそんなにいいのか、これまでの体験をもとにお伝えします。
まずはフジロックについて簡単におさらい。毎年7月下旬の3日間(前夜祭を含めると4日間)開催されている野外音楽フェス。
会場は新潟県湯沢町の苗場スキー場に特設され、大自然の中で世界中から集まる豪華アーティストの音楽を楽しめる、めちゃくちゃ贅沢なフェスなのです。
東京にあるMotoBe編集部からスタート。首都高、関越自動車道を使い、今回は越後湯沢駅周辺に宿を取ったので湯沢I.C.まで回り込むルートで、会場まで約200Kmの道のりを進みます。
金曜の午前中に出発したのですが、さすがにこの時間からバイクで向かう人は少ないようで、パーキングで同じような人には出会うことなし。少し孤独を感じながらもマイペースに走ること約3時間、湯沢I.C.を降りて、今度は国道17号線沿いをひたすら走ります。
この国道17号の道がいいんです! 緑に囲まれて乾いた涼しい風を切りながら、アップダウンあり、長い直線あり、ワインディング、トンネルありの道を快走。景色と走りを楽しみながら会場を目指します。
会場に到着したら、駐車料金1,000円をペイ。駐車券を受け取って、指定の駐車数ペースにバイクを停めます。駐車券があればフェス期間中なら何度でも入出庫OK。
注目すべきはずらりと並ぶバイクの数々。排気量も車種もカスタムも様々なバイクが並んでいて、一通り見て歩くだけでも結構楽しめる、バイク好きならではのお楽しみスポットです!
ヤマハのSR400やカワサキのW、トライアンフ・ボンネビル、ハーレーあたりのアナログな乗り味のバイクが多かった印象ですが、もちろんオフ車やSSなども並びます。総じてどれも音楽好きらしいこだわりを感じるバイクばかり。
音楽を通じてバイクに興味を持ち始めたころの気持ちを思い出させてくれます。停まっているバイクを眺めて楽しんだら、いよいよ会場入り。そこからはひたすらフェスを楽しみましょう。
その日のステージが終わったら、来た道を戻って宿へ向かい、最終日まで同じコースを行ったり来たり……とは言え、走るのは山道。
ルートこそ同じですが、天候はその日によって違うので、気分もその日その日で違ってきます。突然の雨に降られたら雨宿りを余儀なくされることも。
面倒に思う気持ちもありますが、大なり小なりアクシデントがあることもバイクならでは。その場その場を楽しむことが大事なのです(ちなみに、この日は同じく雨に降られて雨宿りするハーレー乗りの夫婦と談笑して和やかな時間を過ごしました)
こうしてフェスももちろん楽しみながら、同じ頻度でバイクも楽しむ3日間を過ごして、日曜の深夜、帰路についている時に頭に浮かんだのが、「バイクに乗るためにフジロックに行っているのでは?」ということ。
フェスとバイクの楽しさ割合が0:100というわけではないけれど、半々くらいにはなっている…。それってフェスに行くこと同様、バイクに乗ること“も”メインの目的になってきているということ。
そしてバイクに触れる時間が増えて、より好きになるということ。ぜひ来年のフジロックはバイクで行ってみてほしい…けど、1年も待っているとこの気持ちはさっぱりなくなってしまうので、フェスにはバイクで行くことをおすすめします!
フェスの数自体も増えてるので、なにもフジロックにだけこだわる必要はありません。(程よい距離のロングツーリング、自然の多い環境、出演者のユニークさなどトータルでフジロックが一番おすすめではありますが…)
探せば日程も場所もぴったりなフェスが見つかります。そして、気付けば「バイクに乗るためにフェスに行っている」状態になるはず、です!
(ライター:組橋信太郎/Moto Be 20代にバイクのライフスタイルを提案するWEBマガジン)
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Source: clicccar.comクリッカー