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マセラティとパヴァロッティ、そして日本人マエストロ。3者を繋ぐ「絆」とは【越湖信一の「エンスーの流儀」vol.27】

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■1万kmの距離を超えた出会い 増上寺から清水寺へ向かったマセラティのコンボイ イタリアとイタリア車の伝道師、越湖信一さん。とりわけ、深く愛するマセラティについてのユニークなエピソードはどれも味わい深いものばかり。 今回は、10年前に出会った大切なご縁と、そこから繋がる日本とイタリア、そしてマセラティの絆について語ってくれました。 ●マセラティ100周年イベントが「初対面」 2014年清水で行われたマセラティ創立100周年オペラ 私は東京とイタリアのモデナを、かなり頻繁に移動しています。すると、滅多にあるわけではないですが、自動車業界の関係者と同じフライトになったりすることもあります。そんな時は大いにハナシも弾みますね。 ところが、縁というものはあるもので、何回もそういう機会に出くわす人物もいるのです。 パリからボローニャ空港へ向かう便で一緒になった“ある”日本人は、「私はボローニャに住む指揮者なんです」と私にCDを渡してくれたのですが、その名前をみてびっくりする私でした。 そう、その人物とは、マセラティ100周年イベントのハイライトとして、京都清水寺を貸し切って開催されたオペラを指揮…
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