小さなポケバイをベースに往年の名車を再現する。ホンダ社内で行われる若手モデラー育成プロジェクト「模刻」のデキがあまりにも見事なのでWEBでもご紹介。パート②はRC143編の写真集です。
目次
ホンダのWGP初優勝を飾った125ccレーサー“RC143”
モチーフは、ホンダが世界GPに参戦し、1961年にトム・フィリスによって記念すべき初優勝を遂げたRC143レーサーだ。後にホンダは全クラス制覇という偉業を成し遂げるわけだが、RC143から全ての記録が始まった。
しかし、そこまで歴史的なモデルを模刻するとなると、現代的なシャーシ構成の74ダイジローは大幅に手を加えなければならなく、シートレールからスイングアームの制作。さら、アウタースプリング式のフロントサスやリヤショック、タンクキャップ、アルミ叩き出しカウルに負けないほどの、細部に渡る作り込みでリアル感を追求している。
制作者コメント
清水健児さん 二輪R&Dセンター デザイン開発室 第3ブロック (※2016年2月取材当時)
オリジナル
(ヤングマシン紙面版Vol.521・2016年4月号掲載記事より 文:牧田哲朗/撮影:長谷川徹/撮影強力:本田技術研究所 二輪R&Dセンター)
Source: WEBヤングマシン