西日本豪雨で広範囲が被災した岡山県と広島県のレンタカー店に利用客が殺到し、
一部では車が不足する状況が起きている。
水没して走行できなくなった自家用車の代車として利用されているほか、被災地支援で現地入りする自治体関係者らの貴重な交通手段となっているためだ。
レンタカー各社は、近隣県から車を融通して、利用者の要望に応えようとしている。
「豪雨直後から利用に関する問い合わせが次々入るようになった。車はほとんど出払っている」。トヨタレンタリース岡山(岡山市)の担当者は逼迫(ひっぱく)した現状を語った。同社は岡山市や倉敷市でトヨタレンタカー系列の約10店舗を運営し、 約1200台の車両を保有している。被災者らの代車需要のほか、大阪、兵庫など他府県から災害支援に入る自治体関係者や報道関係者の需要が伸びているという。また、1カ月という長期の契約をする利用者も多いことも車不足に拍車を掛けている。そのため近隣エリアから約100台を借り受けて、需要に応える予定だ。 また、広島県内のトヨタレンタカーでも車不足が発生し、他のエリアから車の供給を受けている。一方、岡山、広島両県にある日産レンタカーの店舗でも需要が急増し、対応に追われている。運営会社の日産カーレンタルソリューションの担当者は「代車需要が相当あるので、利用者のニーズを見極めながら山陰、四国、兵庫県などの店舗から車を集めている」という。mainichi.jp/
Source: 新車速報 Car Drive