「N-VAN」は、同社の軽ワゴン「N-BOX」のエンジンを商用車向けに改良した。
最も大きな改良点は、自然吸気(NA)エンジンの吸気側に「VTEC(可変バルブタイミング・リフト機構)」を搭載しなかったことである。実際に最高出力は39kWにとどまり、N-BOXのエンジン(43kW)より低い。
新型車のエンジンにVTECを搭載しなかった理由について、
同車の開発責任者である本田技術研究所の古舘茂氏は、「コストを重視したため」と話す。
街中で停止と発進を繰り返しながら低速で走る場合が多く、「自動車専用道路を高速で長時間走行するなど、エンジンを高回転域で使うことは少ない」(同社)という。ただし、「回転速度が5000rpmまでの領域であれば、出力やトルクなどの動力性能はN-BOXのエンジンと変わらない」(古舘氏)とする。
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Source: 新車速報 Car Drive