2018年7月10日、ピアッジオが欧州で新型MP3を発表した。ヤマハのトリシティやナイケンよりも以前からフロント2輪の3輪を発売している本家が今回打ち出したPV=プロモーションビデオにはなんとモトGPライダーが登場。ムジェロサーキットでバトルを繰り広げ、「3輪も同じように楽しい」とスポーツ性を猛アピールしているのだ。
都会派イメージのMP3がいきなりヒザすり走行
トップ写真でヒザすりを披露するアレックス・エスパロガロ選手(中央)はアプリリアレーシングチームに所属するモトGPライダー。チームメイトのスコット・レディング選手と新型MP3のプロモーションムービーでそれぞれMP3 500 HPE SportとMP3 350に乗ってフルバンクのスポーツ走行を披露した。映像では抜きつ抜かれつのバトルを繰り広げ、最後は350に乗ったスコット・レディング選手がインを刺して手を振って抜き去るという展開。一方、ピットに戻ったアレックス・エスパロガロ選手は用意されていたモトGPマシンのRS-GPに乗り換えると思いきやそのままMP3でまたコースに復帰。とこどころにフロント2輪のアップを見せるカットが差し込まれ、そのスポーツ性を存分にアピールする仕上がりとなっている。
ヤマハLMWへの対抗か?!
本誌でも2018年6月号(4月24日発売)でスクープしたが、ヤマハが3輪のLMW=リーニングマルチホイールの中型クラスを開発しているだろうこと、また大型LMWのナイケンの試乗会が欧州で実施され高評価を得ていることから、ピアッジオは今回のモデルチェンジでMP3のスポーツ性の高さにも焦点を当ててアピールしたと思われる。フロント2輪のメカニズムはともにパラレログラムリンクを使用しており、今後、ヤマハとピアッジオが3輪市場で激突する可能性が高い。
ニュース提供:ピアッジオ(欧州)
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Source: WEBヤングマシン