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日産自動車の完成検査で再び不正が発覚。排ガス測定で不適切な行為

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日産の完成検査で再び不正が発覚しました。今回は国交省の抜き打ち検査ではなく、3月26日の大臣名の業務改善指示を踏まえて、法令遵守の状況について自主点検した結果明らかになったそう。

今回、日産自動車九州以外の国内全車両製造工場において製造された車両で、一部の排出ガス、燃費測定試験で不適切な行為があったことを把握したと発表されました。

(1)試験環境を逸脱した排出ガス・燃費測定試験を行っていた
(2)測定値を書き換えて、検査報告書を作成していた

信頼性の認められるログデータを再検証した結果、GT-Rを除いた車種では、保安基準の適合性に加え、型式としての排出ガスの平均値が諸元値を担保できていることを確認したそう。また、燃費についても同様に再検証し、すべての抜取検査対象車種が、燃費の諸元値を担保できていることが確認され、カタログなどで公表されている燃費の数値に誤りはないとしています。

2017年9月、国土交通省の日産車体湘南工場への立ち入り調査で発覚した日産自動車の完成検査不正問題。その後、10月2日には約121万台のリコールを発表し、その後も無資格者検査が続いていたことが発覚しました。さらにはSUBARUも無資格者による検査、燃費と排ガスデータの改ざんがあり、SUBARUは吉永社長が社長を退き、CEOを辞任し、代表権を返上しました。

日産は2018年上半期の登録車販売台数でサニー以来、48年ぶりにノートが首位に立つなど、明るいニュースが出始めていました。今回は、栃木工場、追浜工場、日産車体湘南工場、日産車体九州では、2018年6月まで不正が行われていて(オートワークス京都は2017年7月まで)、問題の根深さを露呈した形になります。

(塚田勝弘)


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Source: clicccar.comクリッカー

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