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今なら間に合う! 解体が決まったED75/ED76を見に小樽市総合博物館へ行こう

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■解体理由はPCBの特別措置法 2023年6月7日(水)付けの北海道新聞によると、小樽市総合博物館に保存されている電気機関車ED75形501号機とED76形509号機が解体されると報じられています。 解体が報じられたED76 509が保存されている小樽市総合博物館(2007年撮影) 解体される理由は「PCBを含有している」から。PCB(Poly Chlorinated Biphenyl=ポリ塩化ビフェニル)は人工的に製造された、主に油状の化学物質です。水に溶けにくくて沸点が高く、熱で分解しにくいほか、不燃性、電気絶縁性が高いという特徴があります。 しかし、吹出物や色素沈着、目やに、全身倦怠感、しびれ感、食欲不振など、人体に影響を与える毒性が明らかになったため、1972年にPCBの製造・輸入が禁止されました。 鉄道車両のPCB使用例として代表的なのは、主変圧器の冷却油。主変圧器は交流車両・交直流車両に必ず搭載されている機器で、架線から集電した交流電流をモーターの制御に適した電圧に降圧するために使用します。ED75 501、ED76 501はいずれも交流電気機関車で、車内には主変圧器を搭載…
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