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■パノラマルーフ装備車のヘッドクリアランスに余裕を ハリアーの調光式パノラマルーフ シェードを開けた状態でガラスの透過(ON)⇔調光(OFF)が瞬時に切り替えられる「調光式パノラマルーフ」。 2020年6月に発売された現行のトヨタ・ハリアーにMOP(メーカーオプション)として設定され、さらに2023年3月にはレクサスブランドのBEV(電気自動車)「RZ450e」にも搭載されました。 トヨタ ハリアーのサイドビュー これまでのパノラマルーフでは、オープンカーのような開放感が味わえる反面、日射しが強いシーンではサンシェードを閉じるしかなく、開放感が損なわれていました。 本稿で取り上げる「調光式パノラマルーフ」は、そうした課題を解決すべく開発されました。そんな同製品は一体どのような仕組みになっているのでしょうか? ●調光式ガラスの発祥は建材用 ご存知の方も多いかもしれませんが、調光式ガラスは建築分野でプライバシー保護を目的に開発されました。 液晶調光フィルムの構成 開発元の九州ナノテック光学(株)によると、電気を流すことで透明⇔白濁状態をコントロールできる厚さ0.12mmレベルの高機能性フィ…
続きを読む>>レクサス「RZ」が瞬時に調光可能なパノラマルーフを必要とする訳は?