フォルクスワーゲンの最小モデル・アップ!に、特別な3気筒ターボを搭載したGTIが登場しました。
3ドアモデルをベースに、最高出力:116ps/5000-5500rpm・最大トルク:20.4kgm/2000-3500rpmのTSIエンジンを搭載し、GTIブランド伝統の赤い差し色付きグリルやチェック模様シートのほか、スポーティアイテムを満載したモデル。
トランスミッションは6MTのみです。
今回、この特別なコンパクトに試乗することができたのでご報告します。
1L・3気筒ターボエンジンは「バーッ」と重低音の効いたうなりを上げて一気に最高出力発生回転数の5000rpmまで上昇します。すぐに高回転に達するのでシフト操作は大忙しなのですが、そこがイイ! 6MTを必死で操作して次々とコーナーをクリアしていくことは快感のひと言に尽きます。
また、サスペンションもいい仕事をしてくれます。フロント・ストラット、リヤ・トレーリングアーム(トーションビーム)のサス形式は世界のベーシックカーが採用している一般的なものです。が、GTIは専用のセッティングを施してスポーツ走行に最適なセットにしてくれています。
この足がまあ動くこと動くこと。4輪がそれぞれ大きくストロークして、路面にタイヤをべったりと張り付けて離しません。だから運転者は安心してコーナリングを楽しむことができるのです。
そんな痛快コンパクトであるアップ! GTIは、実は販売限定600台の特別仕様車。価格は219万9000 円です。相当にバリュー高いので、早々に売り切れなんてこともありそう。
(写真・動画・文/ウナ丼)
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Source: clicccar.comクリッカー