まもなく登場する新型トヨタ・クラウン。プロトタイプのプレス向け試乗会がクローズコースで行われました。1955年に登場し、創業者の豊田喜一郎氏の想いがこもったクラウンは、7代目のキャッチコピーである「いつかはクラウン」でも象徴されるように、長年の間、国産車のヒエラルキーのトップに君臨してきました。
気になる新型クラウンの概要をお届けします。プロトタイプのボディサイズは、全長4910×全幅1800×全高1455mm、ホイールベースは2920mm。
プラットフォームは、レクサスLS、LCと同じ大型車向けの「TNGA-L(GA-L)」を使い、新型クラウンの1800mmという全幅に合わせたナロー版になっています。
クラウンといえば、スポーティな「アスリート」、コンフォート系の「ロイヤル」シリーズがあり、さらに上級モデルという位置づけで「マジェスタ」があります。新型では3つのシリーズを1本化。
詳細なスペックは明らかにされていませんが、主なグレードは、スポーティ系の「RS B」、「RS/RS Four」、「RS Advance/ RS Advance Four」、コンフォート系の「G」、豪華仕様の「G Executive」、ベーシックグレードの「B」、「S」といった構成になるようです。
「アスリート」と「ロイヤル」、「マジェスタ」というボディタイプ見直しについは、アスリートの比率が高いのと、マジェスタの販売台数などが考慮されて決定されたそう。たとえば、フロントマスクを印象づけるフロントグリルは、現行アスリートの「稲妻型」と、ロイヤルの「ハット(帽子)型」を融合させたようなイメージが盛り込まれているそうです。
(文/塚田勝弘 写真/前田惠介)
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Source: clicccar.comクリッカー