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【BMW 3シリーズ試乗】軽やかなフットワークと3気筒とは思えない滑らかな加速フィールが魅力の「BMW 318i Sport」

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2017年8月末に一部改良を受けたBMW 3シリーズ。セダン、ツーリング、グランツーリスモに「BMWコネクテッド・ドライブ」を標準装備させ、一部グレードをのぞいてフロント PDCやフロントシートヒーターを標準装備することで、商品力向上が図られています。

走りの面では、とくに変更点などはアナウンスされていません。次期3シリーズの噂も出始めているいま、熟成が進んでいる現行モデルを購入する手もあるでしょう。

私は、BMW Tokyoから新聞の折り込みチラシが入ってくる地域に在住していて、特別購入サポートや特別低金利などにより、買い得感を訴求しているのが現行3シリーズ(とくにセダン)のように感じています。販売地域などにより車種や戦略は変わるでしょうが、いずれにしてもモデル後期、あるいは末期の時期に差し掛かっているのは間違いありません。

では、走りはどうでしょうか。今回試乗したのは「318i Sport」という、セダンでは下から3番目、比較的ベーシックに近い仕様。「B38B15A」型の1.5L直列3気筒エンジンは、1シリーズやX1などでもお馴染みで、136ps/4400rpm、220Nm/1250-4300rpmというスペックは1シリーズ、X1などと同一。

同エンジンを搭載した118iに乗って、東京と新潟間を往復したこともあり、その滑らかな加速フィール、必要十分といえるトルク感などは確認ずみでした。1シリーズよりもひと回り大きな3シリーズでも同様のフィーリングが得られるかが気になるところです。

多様な登り勾配、下り勾配が続く箱根の山で走らせると、ZF製8ATのスムーズさもあって、加速フィールは直列3気筒とは思えないほど滑らか。アイドリング時や低速域のエンジン音や振動は大きめで(もちろん、アイドリングストップ時をのぞく)、遮音や吸音も含めた音・振動対策にはある程度割り切りも感じさせますし、個体差だけかもしれませんが、フロアからの微振動も少し気になるシーンも散見されました。

走らせていてとにかく軽やかで、手に余るほどのトルク感やパワーはありませんから、逆にクルマを支配下に置けるような安心感があります。

回していくと中間加速から上の領域で息切れも感じさせますし、高速域のパンチ力という意味では、高速道路を使ったロングドライブで実感するかもしれません。そうしたニーズが高い場合はディーゼルや4気筒以上のガソリンエンジンを選択する手もありそう。しかし、街中中心でそう長距離は走らせない、というのであればBMWらしい「駆け抜ける喜び」は十分に味わえるはずです。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)









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Source: clicccar.comクリッカー

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