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■誰も想定しない着想で魅力のあるクルマを生み出す カスタムをベースにグリルやドアミラーなど要所をブラックにして道具感を出した 8月26日(金)に発売された「スペーシア ベース」は、スーパーハイトワゴン「スペーシア」シリーズの第4弾として登場しました。これまでの3車種は軽乗用車でしたが、一転、軽商用車としてまとめられた点にスズキの巧妙な企画力が感じられます。 ここでは、デザイン的な視点でその手法を見てみたいと思います。 ●ポイントを突いた「変更」で最大の効果を狙う またしてもウマくやったな! つい先日も「ラパン LC」で「その手があったか」と思わせたスズキですが、今回もまた、何の前ぶれもなく私たちユーザーを驚かせることに成功したようです。 その理由はいくつかありますが、まず驚いたのは「スペーシア カスタム」をベースにしたことでしょう。 リアクオーターにパネルを追加することで一気に「ツール感」が増した外観 いまやシリーズの稼ぎ頭である「スペーシア ギア」が標準車をベースにしているのに対し、商用車化をカスタムベースとしたのは実に意外です。しかし、巨大なグリルをブラックに換え、同時にドアハンド…
続きを読む>>カスタムベースの軽商用車というユニーク発想。新型スペーシア ベースに見る「企画力の勝利」とは?【クルマはデザインだ】