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■電気自動車の発進加速は過大評価されている 電気自動車のことを「EV」や「BEV」といったアルファベットで記されている記事を目にすることも多くなっています。今回の記事ではバッテリーEVの略称であるBEVで統一しようと思いますが、街なかでBEVを見かけることも多くなってきたのではないでしょうか。 eKクロスEVの駆動モーターは最高出力47kW、最大トルク195Nm。発進加速は2.0L並みと表現することもあるが… そんなBEVの試乗記では、いまだに「クラス上の発進加速をみせる」といった表記を見かけることも少なくありません。たしかにモーターというのは回り始めで最大トルクを発生するという特徴がありますし、スペックを見ても、かなりトルクフルな傾向にあります。 そのため発進加速が鋭いに決まっているという先入観を持たれがちです。それがモータージャーナリストなどクルマの走りを評価するプロフェッショナルの判断にも影響を与えているのは否めません。 しかしながら結論をいえば、BEVだから発進加速が鋭いとは限りません。それは現在、市販されているBEVの多くが多段変速機を持たないことを考えれば明らかです。 ●同…
続きを読む>>「電気自動車の発進加速が鋭い」は先入観? 実際は違うといえる「理由」【週刊クルマのミライ】