2016年9月、XSR900のカスタムマシンとともに国内展開がスタートした「ファスターサンズ」に、XSR700とSCR950のカスタムが加わった。このうち700は東京モーターサイクルショーに出展されたが、SCRは展示なし。ここで全車揃えて紹介しよう。
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全てルーツのモデル同じ無地タンクで統一
アメリカで活躍しているカスタムビルダー・木村信也氏の手掛けたMT-07改「Faster Son」に端を発するムーブメントが「ファスターサンズ」。木村氏の作品=Faster SonはXSR700のコンセプトの元となり、そこからヤマハの現在に連なるネオクラシック路線が確立された。そして今度は、生み出された量産車両に木村モデルを投影したカスタムを施してその世界観を広めているのだ。Faster Sonのボディは金属を叩き出して形作られており、カラーリングは最小限でむき出しの金属地の色がそのまま生かされていた。それを踏襲してか2016年のXSR900に始まるファスターサンズカスタムは、全て無地のカラーリングとしている。そして、ルーツの名称を引き継いで、カスタム車両からアパレル、アクセサリーデザインに至るまで「ファスターサンズ」でブランド化する動きが続いているのだ。
SCR950ファスターサンズカスタムも撮影
今回、東京モーターサイクルショーの前にXSR700のファスターサンズカスタムを撮影したが、その時に持ち込まれていたのがSCR950とXSR900のファスターサンズ改。残念ながら会場に展示されることのなかったこれらモデルも紹介したい。SCRもペイントを剥離した無地タンクで統一され、ファスターサンズのロゴをアクセントに配置。プラナス製マフラーやツートンのシートなどはXSRシリーズと同じパーツ選択となる。これもいずれお披露目される機会を期待したい。
XSR900ファスターサンズは小変更
撮影:真弓悟史
「XSR700/XSR900のオーセンティック改解説」記事はこちらへ
Source: WEBヤングマシン