日本独自規格による軽自動車をキャンピングカーに仕立てるというのは、海外からすれば信じられないはず。「JAPANキャンピングカーショー2018」では、興味津々といった様子で眺めている外国人の来場者も例年よりも多く感じました。
狭小住宅のような世界観と共通する軽キャンパーは、群馬県にあるフィールドライフが1991年に作ったキャンピングカー登録の「トライキャンパー」が元祖といわれています。私も本社まで取材にうかがったことがありますが、当時は群馬県らしくスバル製のサンバーがベースでした。
今年も現在の定番モデルである「バロッコ」を出展。ポップアップルーフ仕様にすることで4人就寝が可能ですが、現実的には小さな子どもが2人いる4人家族までが限界でしょう。オプションのメタリック塗装などにより目を惹くボディカラーや、ウッディな明るい雰囲気の内装が魅力です。
展示車両のベース車は、ハイゼット(スタンダード)で、全長3390×全幅1480×全高1980mm。4WD、5MTという仕様です。標準装備されるのは、カーエアコン、給排水タンク、スイッチ付蛇口、サブバッテリー(80Ah)、DCソケット、外部電源、調理器具(カセットコンロ)、DC冷蔵庫(14L)、カーテン(コンビロール)。
さらに、オプションでカラーパック(トニコオレンジ)、メタリック塗装、ハイドロバック部塗装、レザーパック、アクリル窓(キッチン前追加)、フロントカーテンセット、インバーター400W(サイン波)、アクリル窓用換気ファン、リヤ19インチTVなどが搭載されています。
車両本体価格は325万6000円(税抜き)で、オプション込みの展示車両価格は429万500円(税抜き、諸経費のぞく)となっています。
(塚田勝弘)
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Source: clicccar.comクリッカー