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●新型タントの福祉車両はベースモデルの利点を活かした使い勝手が魅力 ダイハツの新型タントでは本格的な高齢者社会を見据えて、標準車と福祉車の垣根をなくすことをコンセプトに車両開発をしています。その成果が随所に見られる福祉車両を取材しましたので報告します。 たとえば乗降に便利な「ミラクルオートステップ」。これは助手席側の大開口「ミラクルオープンドア」に合わせて、丈を長くした電動ステップです。 これによってフロント、リヤのいずれにも重心移動を最小限にとどめつつ乗降できるようになっています。 また、助手席ターンシート(ダイハツでは「ウェルカムターンシート」と呼びます)は回転角度とグリップの位置が肝になっています。 具体的にはあえて真横まで回転させずに、回転角度を抑制しています。これは90度曲げてしまうと、Bピラーレスのタントにおいては(後部スライドドアを開放した状態において特に)乗降時に掴む部分がなく、不安定になってしまうためです。 あえて回転角度は少なめにして、代わりにAピラーに追加したグリップを握りつつ降りるという設定としました。 「角度は控えめ」とはいっても、そこは元々が広いタント。回転…
続きを読む>>高齢化社会を見据えた使い勝手向上。ベースモデルと同時開発だから実現できた機能とは?【新型タント福祉車両】