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■日本車ではトヨタ・ソアラが初採用 ●高コストや燃費への影響が課題 走行状況や路面状況に応じてショックアブソーバーの減衰力を自動的に制御することで、乗り心地と操縦安定性の両立を図る方法として、アクティブサスペンションがあります。 コストがかかるため、採用は一部の高級車に限られますが、アクティブサスペンションの仕組みと効果について、解説していきます。 ●アクティブサスペンションの役割 一般的なサスペンションは、ショックアブソーバーによる減衰力は一定です。 減衰力が柔らかい場合、ショックアブソーバーが速く動き乗り心地は良好ですが、ロールが大きくタイヤの追従性が損なわれます。一方固くすると、ショックアブソーバーがゆっくり動き車体姿勢は安定しますが、乗り心地は悪化します。 一般に乗り心地と操縦安定性は相反する関係にあり、また運転条件によって最適な減衰力は異なります。この乗り心地と操縦安定性を両立するために、アクティブサスペンションが開発されました。 アクティブサスペンションでは、車速や車体姿勢、操舵角、路面状況などを検出して、状況に応じてショックアブソーバーの減衰力を自動的に最適化します。 ●…
続きを読む>>【自動車用語辞典:サスペンション「アクティブ式」】減衰力を自動制御して乗り心地と操安性を両立させるサスペンション