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【沖縄カスタムカーショー2018】沖縄のアフターパーツマーケット、今後の課題は?

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沖縄の独特の土地柄が、自動車のアフターマーケットにどのように影響しているかを本土から出展しているメーカーのブースでお聞きしました。

パイオニアといえば、世界初のGPSカーナビを発売したメーカーであり、カロッツェリア・ブランドは、カーナビの中でもわかっている人に選ばれるような、こだわりのナビが売りです。

しかし、沖縄は島であり、地元の人にとっては知らない場所はそれほどなく、さらに遠くへ足を延ばすにしても複雑な場所へ行くシーンは少ないと思われます。レンタカーを除くと、一般のユーザーが愛車にカーナビを装着する率は10%程度と言われているそうです。

そこで、車内で音楽をビジュアルとともに楽しめる、モニター付きメインユニットが比較的売れるのだそうです。ただ、そこからステップアップしてカーナビにユーザーが手を伸ばそうとすると、実勢価格ではそれにナビ機能が備わると場合によっては10万円以上の開きが出てしまい、なかなかカーナビの装着には至らないのが実情、とのこと。

カロッツェリアブースには、純正スピーカーから交換するトレードインスピーカーの優位性と、さらにサブウーファの追加によってどのように音楽を楽しめるようになるかを体感できるデモカーを出展。リビングルームのようなハイエースの後部に座れば、外部でスピーカーの切り替え、サブウーファの有無による違いはとてもわかりやすいものでした。

そのほかにも、車種専用の10インチモニターのサイバーナビ、その他多数のモニターを搭載するセレナを展示。

家族連れを中心に注目を集めています。

電気モノのアフターパーツに強い、R-specブランドのデータシステムでは、NDロードスターのデモ車を展示。

このロードスターは、車両周辺の死角を極力減らせるようなカメラ&モニターを満載。そういった電子系製品だけでなく、車内をスエード加工でドレスアップするインテリアパーツなども見せるため、オープンカーであるこの車種を選んだそうです。

 

ところが、アメリカ人の来場者も多い沖縄カスタムカーショーでは、オープンカーやスポーツカーが大好きなアメリカンからの注目を浴び、思わぬデモカー車種選びの副作用を得られたのだとか。

しかし、実際に沖縄ではクルマに様々なアフターパーツを搭載する人はまだまだ多いとは言えず、今後の伸びに期待が高まるマーケットと言えそうです。

次に、自動車を買うお店、地元ディーラーの出展を覗いてみました。

メーカーからのノーマル車両を販売し、マニュアル通りのメンテや車検を執り行うイメージが従来のディーラーですが、このところその様子も様変わりしてきています。

しかし、ここまでやっているディーラーは少ないと思います。

沖縄トヨペットでは、トヨタ86に、本格チューニングパーツメーカーであるトラストのタービンキットを装着した車両を展示。外装はTRDのエアロパーツなどで着飾り、とてもディーラーの展示車両には見えないレベルです。

一般のお客さんがディーラーでこのような仕様にしたい、と言えば、自社内やその他プロショップなどを手配して車両を仕上げてくれるのだそうです。もちろん、すべての窓口や支払いをそのディーラー店舗で行えるとのこと。

気になるのはメーカー保証の部分ですが、もちろん、保証が効かなくなる範囲もあり得るそうですが、その辺は相談しながらやってくれるというので、自分でショップを探して保証の範囲を心配しながら恐る恐るやるよりはとても安心ですね。

まだまだ盛り上がりの途中のようですが、これから着実に進んでいくというのが沖縄のアフターパーツマーケットであると言えそうです。

(clicccar編集長 小林 和久)

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Source: clicccar.comクリッカー

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