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■エンジンを駆動力ではなく充電のために使う ●ノートに搭載されて一躍人気モデルに 2016年に、日産がハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載したノートを発売しました。プリウスのTHSに代表されるシリーズ・パラレルおよびパラレル方式が主流の中で、希少なシリーズ方式のHEVとして、市場で高い評価を受け、販売を伸ばしています。 EV走行にこだわった「e-POWER」システムの構成や特徴について、解説していきます。 ●「e-POWER」とは 「e-POWER」は、シリーズHEVの代表格です。 1.2Lエンジンとモーター、発電機、インバーター、電池などで構成されます。エンジンは、直接の駆動力源として使わず、発電機を回し、電池を充電するだけの役目です。 エンジンは、運転条件や電池残量に応じて起動させ、発電機を駆動して電池を充電し、その電気エネルギーによってモーター走行します。大出力が必要な急加速や登坂の場合には、発電機からの発電エネルギーを直接モーターの駆動力として付加します。 外部充電機能の代わりにエンジンで発電するので、燃料さえあれば電池切れになることはなく、EVのような後続距離に対する…
続きを読む>>【自動車用語辞典:電動化技術「日産 e-POWER」】ノートを人気モデルに押し上げたシリーズ方式のハイブリッド