11月1日、スバルがエンジンに使われているバルブスプリングの不具合で大規模なリコールを国土交通省に提出した。
対象の車両はスバルが「インプレッサ/フォレスター/BRZ」で台数は2012年1月から2013年9月までに製造された7万4349台(車種により製造日は異なる)。トヨタが2012年3月から2013年7月までに生産された「86」で、台数は2万6804台。両社あわせると10万1153台にもおよぶ。
詳細は「原動機の動弁機構部において、設計が不適切なため、バルブスプリングの設計条件よりも過大な荷重及び一般的な製造ばらつきによる当該スプリング材料中の微小異物によって、当該スプリングが折損することがある。そのため、エンジンから異音が発生し、また、エンジン不調となり、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある(スバル)」とのこと。
つまり、高回転高負荷時にバルブスプリングが折れる恐れがあるということだろう。
厄介なのは対象エンジンが水平対向ってこと。トラブルはヘッドまわりだから、これが直列や一般的なV型エンジンならエンジンを降ろさずに作業を完結できる。しかし、プラグ交換すら鬼のように大変な作業性最悪の水平対抗エンジンとなると話は別だ。間違いなくエンジンを車体から切り離す必要があるわけで、ディーラーはしばらくパニック状態になるだろう。
そういえば、2010年にレクサスもバルブスプリング不良で10万台規模のリコールを提出してたっけ。あのときはリコール費用が200億円規模だったそうだから、今回はどうなることやら…。
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Source: clicccar.comクリッカー