2012年の登場から6年を経過して、マツダ・アテンザに大幅な改良が施されました。
外観ではフロントのヘッドライトがよりシャープな顔つきになり、グリルの内部造形変更やその周囲のクロームふち取り追加が行われています。
テールライトのグラフィックも変更されました。
インテリアに関してはマイナーチェンジでここまでやる!?というぐらい大きな変革が施されています。インパネのエア吹き出し口位置を全体に下げつつ、インパネとセンターコンソール部分の大半を変更して大きく異なる見た目となっています。
シートも高反発ウレタンを新採用して、体に吸い付くようにフィットするものとなりました。
エンジンは搭載される3ユニットすべてに手が加えられました。2.2Lディーゼルターボは急速多段燃焼技術を投入するなどして175ps&420Nmから190ps&452Nmへと大幅にパワーアップしています。
2Lと2.5Lのガソリンエンジンに関しても各部にリファインが施されています。2.5Lユニットに関しては気筒休止システムがCX-5に続いて採用されました。
従来型と新型の2.2Lディーゼルターボ6MT仕様を乗り比べることができましたので報告します。
従来モデルは独自技術によって、ディーゼルエンジンとは思えないような中高回転域での吹け上がりに気持ち良さがあります。これには14.0の低圧縮比が大きく貢献しています(新型では14.4に変更)。しかし一方で低回転域においては相対的にトルクのなさを感じてしまう局面もありました(もちろん絶対的なトルクは出ているのですが)。
一方で新型に乗り換えると、クラッチをつないですぐに大きく変革されたことがわかります。とにかくトルクが厚いのです。このトルク感は中高回転域まで持続していきますので、ディーゼルらしさをほぼ全域で感じることができます。
従来型のエンジンが決して劣っているわけではありませんが、新型に変わったことでエンジンの性格そのものが変わったといった感じでした。
(写真・動画・文/ウナ丼)
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Source: clicccar.comクリッカー