これまでMotoGPをあらゆる方向からご紹介してきましたが、今回はMoto2とMoto3についてご紹介します!
簡単に言えばMotoGPより下のクラスのカテゴリですが、知れば知るほど面白いレースなんです!
目次
Moto2
まずはエンジンについて、MotoGPが1000ccに対し、Moto2は4ストローク600cc4気筒エンジン(2018シーズン現在)と決められています。
そしてこのエンジンは現在、皆さんご存知HondaのCBR600RRがベースとなっているものが採用されています!
つまり、Honda、Yamaha、Ducati等メーカーがそれぞれでエンジンを作り優勝を目指すMotoGPと違い、Moto2は全ライダーが同じエンジンを使用するため、ライダーの腕が勝負を大きく左右します。
(上記写真奥は、KTMのファクトリーチームがKTMのフレームにCBR600RRベースのエンジンを積んでいるなんとも不思議なマシンです…)
エンジンが他のライダーと比べ格段に速い!ということがMoto2にはないため、MotoGP以上に混戦になることが多く、チェッカーを受けるまで誰が優勝を手にするか分からないというレースとしての面白さがあります!
マシンのカラーリングについては写真に見られるようにMotoGPクラス以上に派手なので、これまでMoto2を観ていなかった人はこの派手さだけで楽しめるのではないでしょうか。
そして、Moto2はリアを大きく振りながらコーナーに入っていくのが特徴なので、ライダーのアグレッシブさが感じられて本当にワクワクできます!
Moto3
Moto2が600ccのエンジンなのに対し、Moto3は4ストローク250cc単気筒エンジンというレギュレーションとなっています。
MotoGPクラスのようにメーカーがマシンやエンジンを作って参戦できるルールなのですが、現在はHondaとKTMの2社しか参戦しておらず、直接対決の構図です。
250cc単気筒エンジンでありながら最高速は平気で200キロを超え、マシン重量に関しては80数キロしかありません(参考として、現行のスーパーカブ50の装備重量が96キロです…)。
マシンの出力がMotoGPやMoto2ほど高くないため、レースの最終ラップまで10台ほどがダンゴ状態で、優勝者どころか表彰台に上がるライダーの予想さえ難しいです。
ブレーキングの際3,4台が横一線になる瞬間があり、大丈夫!?曲がれるの!?抜けるの!?と思えるMoto3ならではの楽しみ方もあります。
そして若いライダーが多くマシンが小柄なため、スタートからチェッカーまで常に抜きつ抜かれつの勝負が続くのがMoto3の魅力です!
Moto2、Moto3のライダーは、そこで結果を残し上のクラスへと昇格していきます。
例えば現在MotoGPで大活躍しているマルケス選手も、2ストローク125ccのカテゴリ(Moto3の前身のカテゴリ)とMoto2を経て、MotoGPクラスでシートを獲得しました。
常に誰よりも結果を残してきたライダーの集まり、つまり2輪レースのトップオブトップが現在のMotoGPなのです。
レースなので必ず順位がついてしまいますが、MotoGP、Moto2、Moto3を走っているライダーは全員雲の上の人みたいな速さであると筆者が断言します。
1000ccのMotoGP、600ccのMoto2、250ccのMoto3というカテゴリの階層があり、一番注目を浴びるMotoGPも、全ライダー同じエンジンを使っているMoto2も、若いライダーがバチバチにやりあうMoto3も全部面白い!
それぞれさまざまな魅力を持っているので、もしかしたら今最も注目を浴びているMotoGPクラスよりMoto2やMoto3に興味が移ってしまうかもしれませんね!
Moto2もMoto3もMotoGPクラスと同様に金曜日と土曜日に練習走行と予選が、日曜日に決勝が行われます。
決勝はMoto3→Moto2→MotoGPという順で行われるので、好きなカテゴリを見逃さないようにしましょう!
今シーズンの日本GPは10月19日(金)・20日(土)・21日(日)を予定しています!
ツインリンクもてぎ
出典:http://www.motogp.com/
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Source: clicccar.comクリッカー