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欧州でのDE離れ。トヨタ、ホンダ、ダイムラーの対応

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欧州市場におけるディーゼルエンジン車への需要の低下である。

トヨタモーターヨーロッパCEOのゼイル氏は、「 我々は今後、乗用車向けの新しいディーゼルエンジンを開発するつもりはない。HEVへの注力を続けていく 」 と語っている。
ディーゼルエンジン車からの撤退と並行してトヨタが打ってきた方策の一つが、従来型の燃費重視のハイブリッドシステムとは一線を画するよりパワフルで機敏な走りを提供するハイブリッドシステムの追加だ。3代目Aurisでは、2代目と同じ燃費重視の1.8Lハイブリッドシステムの91kWに対して、最高出力を134kWと約47%高めたハイブリッドシステムを新たに導入している。

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ホンダの場合は小型車「シビック」の欧州向け量産モデルでは、
排気量1.6Lのディーゼルエンジン車の設定を残している。
同社の欧州法人で顧問を務めるコンサルタントの山本幸太郎氏によれば、CIVICでディーゼルエンジン車モデルを残したのは、LNT〔リーンNOx(窒素酸化物)吸蔵還元触媒〕のNOx浄化性能が上がったことで、小排気量のディーゼルエンジンでは尿素SCR(選択型触媒還元)システムを使わずに2020年のRDE(Real Driving Emission)に対応可能になったためである。ただし、「(同LNTを適用できるのは)ぎりぎりシビックまでで、それより排気量が大きくなると尿素水なしでは排ガス規制への対応が難しい」とする。

ディーゼルエンジンへ積極的に投資するのが
ドイツ・ダイムラー(Daimler)の高級車ブランド「メルセデス・ベンツ」だ。
ディーゼルエンジンの完成度をより高めるべく3億ユーロ(1ユーロ=130円の換算で390億円)以上を投資したとしている。EクラスやCクラスのPHEVモデルでは、同ブランドにおいてこれまでで最もクリーンで効率的な4気筒ディーゼルエンジンを使う予定とする。それは、「Modular Mercedes engine portfolio」に基づいて当初から電動化を意識して設計しているエンジンという。  http://tech.nikkeibp.co.jp/

Source: 新車速報 Car Drive

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