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国沢氏「2019年型アウトランダーPHEVの改良点を見ていこう」

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三菱自動車のラインナップの中で世界中から高い評価を受けているのがアウトランダーPHEVだったりする。1回目のマイナーチェンジではエクステリアや車両の質感を向上させてきいたが、今回エンジンやモーター、バッテリーまで含むパワーユニットまで含む大がかりなリニュアルをしてきた。依然として優れた環境&経済性能を持つSUVで世界唯一の存在になりそう。

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まずエンジン。これまで少しだけ燃費の良い2000ccの4気筒エンジンを搭載していた。絶対的な出力も静粛性も”ほぼ”問題無いと思えるが「もっと良くしたい」ということで、出力を10%アップした上、2400ccの燃費を重視したアトキンソンサイクルに換装。電池搭載量も15%増やしてきた。全て性能向上に直結するスペックである。

雪道ながら試乗してみると、エンジンは一段と静かになっており、おそらく一般道なら掛かっていることも解らないと思えるレベル(現在販売されているモデルですら判別しにくい)。アクセルを開けた時の反応は10%以上鋭くなっているということで、只でさえストレスを感じない現行モデルより一段とスポーティになった。
参考までに書いておくと、フル充電時の実用的な電気自動車航続距離は、現在のモデルで前出の通り40~50km(乗り方によって差が出る。私の場合、50kmくらい走る)。それが新型だと45~60kmくらいまで伸びるという。エンジンで走る時の実用燃費も10%以上向上していると言うから文句なし。

パワーユニットもさることながら、個人的には乗り心地の質感が良くなっていることに驚いた。現行型アウトランダーPHEVの最大にして唯一の弱点は乗り心地の悪さ。私は辛抱出来ず、サスペンションを改良した。開発チームも認識しているようで、ボディの剛性感やダンパーそのものを大容量化して対策したという。 結果、ガタガタの雪道で現行モデルと乗り比べると、ハッキリと改善されていた。詳細は一般道で試乗してから判断したいが、デビュー当初からの課題だった乗り心地の悪さを克服出来たら、一段と魅力的なクルマになると思う。ちなみに雪道でのハンドリングは、マイナーチェンジした1年後の少改良モデル(2017年2月)以降、大幅に改善されており今回も楽しめた。 国沢光宏

Source: 新車速報 Car Drive

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