2017年はトヨタ・C-HRにトップの座を譲ったものの、2014年から3年連続でSUV新車販売台数ナンバー1の座を獲得していたホンダ・ヴェゼル。2013年12月の発売以来、2018年1月までに累計31万1000台を売り上げています。
2018年2月15日、ヴェゼルがマイナーチェンジを受けました。安全運転支援システムの「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の全車標準装備化(一部のタイプでは未設定車の選択可)するとともに、デザインの進化や加速フィールの向上が図られているそうで、2月16日(金)から発売されます。
さらに、ハイブリッド車に採用されている「SPORT HYBRID(スポーツ ハイブリッド)i-DCD」のチューニングが見直され、さらにスムーズな加速フィールを得たとしています。
「ホンダ センシング」の標準装備化により、自動ブレーキや誤発進抑制機能などの衝突回避支援機能をはじめ、車線の中央に沿った走行をアシストするステアリング制御「LKAS(車線維持支援システム)」や、アクセルペダルから足を離しても前走車との車間距離を適切に保つACC(アダプティブクルーズコントロール)などを用意。
外観では、フロントバンパーやグリルのデザインが変更され、インラインタイプのLEDヘッドライトを採用することで、先進性と力強さを強調。さらに、ボディカラーでは、新色の「オーロラアメジスト・メタリック」と「シルバーミストグリーン・メタリック」を含む3色を追加するなど、全8色が用意されます。
内装では、フロントシートの形状が刷新され、さらにステッチを変更することによりホールド性と質感を向上。また、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンをUSBで接続し、音楽再生や通話、マップアプリケーションの操作などをナビ画面や音声で行える「Apple CarPlay」、「Android Auto」に新たに対応しています。
ハイブリッド仕様のブレーキペダルにリンク機構を新採用することで、ブレーキ踏み込み時のペダルの軌跡を最適化し、よりスムーズなブレーキフィールを実現。
さらに、走りの面では、ボディに制振材を追加し、最適配置することにより静粛性を向上させ、エンジン内の高圧燃料ポンプの構造を見直すことで、走行時のエンジン音を低減したそう。また、4WDシステム「リアルタイムAWD」のトルク制御モデルを進化させ、雪上での旋回や登坂発進時に、より安心かつ上質な乗り味を得たできたそうです。
燃費の面でも、カムチェーンの摩擦低減などにより、ガソリンモデル(G・Honda SENSING/FF、X・Honda SENSING/FF)の燃費が21.2km/L(JC08モード)に引き上げられています。価格帯は1.5Lガソリン仕様が2,075,000円〜2,475,000円、1.5Lハイブリッド車が2,460,000円〜2,926,000円です。
(塚田勝弘)
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