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「モータスポーツ技術と文化」シンポジウム2019の聴講を終えて【自動車技術会モータースポーツ技術と文化シンポジウム9】

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clicccar.comクリッカー

●日本の自動車産業の未来は、ここにある真理を理解できるかにかかっている。 今回、このシンポジウムでモータスポーツ車両・技術の最前線に立つエンジニア諸氏が熱く、深く語ってくれたストーリーには、ひとつ重要な「共通項」があった。それは「モータスポーツは特殊な技術領域ではない」こと。 つまり、ヒトが操ってクルマが走る。底に何が求められるかを考え、解析し、技術的な目標を設定し、様々に知恵を尽くして実現する。この「クルマが走る」という本質の部分は、タイヤが路面と接する力をいかに把握して、コントロールして、使いこなすかに尽きる。それを摩擦の限界で組み立てるのが競技車両であり、もっと幅広い状況にどれだけ対応して、どのくらい上手にできるかが求められるのが、一般道をふつうの人々を乗せて、状況に応じて走るための「クルマ」なのである。競技車両のほうが、ターゲットがはっきりと把握しやすいだけで、求められるものと、それを実現するプロセスは、一般車でも変わらない。 まして、タイヤの上で走る「クルマ」を自ら操って走ること、それが心地よく、「動く」という行為そのものが脳に刺激を与える殼こそ、自動車はここまで欲望をかき立…
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