去る6月23日、宮城県のスポーツランドSUGOにて「YZF-Rオーナーズミーティング」が開催された。今年はシリーズのフラッグシップであるYZF-R1の生誕20周年というトピックもあり、昨年の500台を上回る700台超が会場を訪れた。
YZF-R1の開発責任者が大活躍
用品メーカーのブース出展やチャリティーオークション、YZF-R1/R6の試乗会、中須賀克行選手によるYZR-M1のデモ走行などが開催された今回のミーティングだが、最大のトピックは‘98年に登場したYZF-R1の生誕20周年。事前エントリー者にはYZFロゴ入りのオリジナルフォークが進呈され、特製バースデーケーキも入刀されるなど、ヤマハを代表するスーパースポーツの節目を祝った。
中でもR1オーナー垂涎だったのが、‘98年の初代から‘18年の現行型まで、歴代YZF-R1全型式の開発プロジェクトリーダー7人が集結したことだろう。
トークショーでは開発時のウラ話を披露してくれた上記7名だけでなく、ヤマハのエンジニアが大挙して参加しているのもこのミーティングの大きな特徴。会場でひときわ目をひく青いTシャツ姿はすべてYZF-Rシリーズの開発者で、会場の各所でオーナーと熱いYZF-R談義を繰り広げていた。その参加人数は……下の写真を数えてほしい(笑)。
ヤマハの空気に触れられる?
開発者の彼らはこのミーティングのホスト的な役割も務めている。フィナーレはスポーツランドSUGOのレーシングコースを1周するパレードランだが、それを先導するのは先述の「R1・神セブン」だし、帰路につく参加者を手を振って見送るのも開発者なのだ。
筆者の個人的な印象で恐縮だが、YZF-Rシリーズに代表されるヤマハのエンジニアは“気さくな熱血漢”といった方が多数で、話をしていても楽しいことが多い。バイク作りのプロにも関わらず、“バイク好き”としての温度差はあまり感じないというか、親しみを覚えることが多いのだ。それが「ヤマハ発動機」という会社の社風なのかもしれない。
話が逸れたが、R1やR6、R25などのYZF-Rシリーズをはじめ、歴代YZF系も対象のこのイベント、もちろんYZF-Rシリーズ以外での参加もOKだし、参加費も無料。ヤマハ車のオーナーなら一度は訪れてみたい(もちろん、ヤマハオーナーじゃなくても参加できます)。
Source: WEBヤングマシン